過量服薬への取組
平成22年9月9日
厚生労働省が、自殺・うつ病等対策プロジェクトチームの最初の成果物として、『過量服薬への取組』というレポートを公開しました。
これは、我々被害者にとっては画期的な出来事でした。
今まで、無視されて来た被害者の声が、初めて反映されたPTであるからです。
内容は、被害者側からみると、歯がゆい表現が多々見られます。例えば、患者側の要因として「薬物への依存という認識が不足しており、医師に処方を求めてしまう。」とあります。最初に依存性のある薬物を安易に処方したのは医療側です。
しかし、画期的なのは、
・自殺と精神科受診・薬の関連性を認めていること
・30万件の処方分析を行うこと
・明らかに不適切と思われる事例を把握、確認すると宣言したこと
・医療機関や薬局に、患者への薬剤に関する効果的な情報提供について検討していること
です。当会では、このPTチームの成果を注目していきます。
レポート全文はこちら 過量服薬への取組