薬が効くメカニズム

薬が効く仕組み

 精神科処方薬の解説に入る前に、薬の効くメカニズムについて再確認しておきましょう。
口から服用する薬と云うのは、最終的に肝臓で代謝され切らなかった成分が、血中に出て患部に作用するということです。薬の用量と云うものは、このメカニズムの上で治験により決められているということです。 医薬品の医師向け添付文書に記載される用量は、単剤での治験により有効量が決められています。 ここで、心して理解頂きたいのは、薬と云うものは単剤の用量で既に肝臓の処理能力を越えているということです。つまり、併用される薬は、肝臓の代謝を受けないということです。

 次に、主な肝臓酵素について解説します。 人間は、いくつかの分解酵素をもつことが判っています。主な肝臓酵素を次に示します。

肝臓代謝酵素

 このように、肝臓酵素は、個人差があります。
 また、あるCYPが欠けているから、ある薬物を全く代謝しないと云う事ではありません。ですが、お酒に弱い人と同じように、分解するのに遥かに長い時間がかかるということです。
 CYPは、1990年代から薬理学に取り入れられ、最近の薬理学を学んだ薬剤師はこのことを知っています。医薬品の添付情報にも最近取り入れられています。新しい薬の殆どは、その薬とCYPとの関係が記述されるようになりました。

 次に、薬の相互作用について説明します。

薬の相互作用

 複数の薬を服用する場合は、この相互作用を考慮する必要があるということです。 飲み合わせでよく言われるグレープフルーツは、最大酵素のCYP3A4を阻害する作用があります。

次に個別の精神科処方薬のCYPによる分類を見てみましょう。


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